家賃50万円の物件に住んでいる人はどんな人?年収や職業は?

公開日:2024/01/18  

家賃50万円

家賃50万円の物件では、一般的にタワーマンションの高層階や、都心部の一等地のマンションなど、かなり条件のよい物件が見つかるでしょう。

そんな家賃50万円の物件に住んでいる人は一体どんな職業についている人が多いのでしょうか?また収入はどのくらいあれば住むことが可能なのでしょうか?

今回は家賃50万円の物件に住む人の特徴と年収、物件の魅力、実際に住むときの注意点などをまとめました。

家賃50万の物件にはどんな人が住んでいる?

家賃50万円というと、東京の平均家賃を大きく上回ります。総務省の2022年の調査によると、1ヶ月あたりの家賃の平均価格は全国で55,695円、東京都内は81,001円です。

平均家賃の約6倍もする物件に、一体どんな職業についている人が住んでいるのか、またどれくらいの年収があれば住むことができるのか、気になりますよね。以下、家賃50万円の物件に住む人の職業と年収をまとめました。

職業

家賃50万円の家に住んでいる人の職業は、大企業の役員、YouTuberなどのコンテンツクリエイター、プロスポーツ選手、経営者、有名デザイナー、芸能人などです。

やはり家賃にこれだけの額を毎月払える職業となると、住む人の職業もかなりの高収入が見込めるもので、限定的になってきます。

年収

そしてやはり気になるのは、どれだけの収入があれば家賃50万円の物件に住めるのかというところです。毎月家賃に50万円も取られるとなると、その他の生活費や雑費も含めると相当な収入が必要となります。

まず一般的に、その人に合った家賃の目安は、1ヶ月の手取りの3割と言われています。今回の場合、家賃50万円だとすると、毎月の手取りが167万円程度あると理想的です。

また、年収からそれぞれに見合った家賃を計算したい場合、年収×0.25=年間家賃額となります。これを12で割った数が毎月の理想の家賃です。

もちろんどれだけ住居にこだわるか、どれだけ「衣食住」の「住」に比重を置きたいかなど、人によって価格の目安は変わってきますが、無理をしすぎることのないように、自身の収入に見合った物件を選びましょう。

家賃50万円で借りられる物件ってどんな物件?

家賃50万円の物件というのは一体どんな特徴があるのでしょうか。それはつまり言い換えれば、決して安くはない50万円を毎月払ってでも住みたい家ということです。高級マンションなどの物件はその価格に見合ったサービスや空間を提供してくれます。

代表的なものは、コンシェルジュが在中する高級マンションなどです。また、広さや立地だけにとどまらず、マンション内に便利な共用施設があったり、セキュリティ面がしっかりしていたりと、質の高いサービスが提供されることもあげられます。

部屋の大きさ・間取り

もちろん立地にもよりますが、家賃50万円程度の部屋の大きさは、1Kやワンルームであれば50㎡(約30畳)ほど、また、1LDKや2LDKであれば75㎡(約41畳)ほどの目安だと考えておくのがよいでしょう。

ただし、1LDKや2LDKの場合はやはり少し価格層が高くなります。部屋の広さや間取りはやはり立地によって変動があると考えておいた方がよさそうです。

「一人暮らしなら間取りはこだわらなくてもいい」と思う方は多いかもしれませんが、それぞれの生活スタイルに適した間取りを選ぶことはとても重要です。

例えば在宅ワークでプライベートと部屋を使い分けたい場合、頻繁に来客がある場合、さらに一室丸々趣味の部屋に使いたい場合もあるかもしれません。家賃50万円の物件は面積の広い物件が比較的多いので、一度自分のライフスタイルに合った間取りを考えてみることをおすすめします。

しかし、実際これだけの広さがあれば一人暮らしには十分ですし、カップルや夫婦などの二人暮らしでも、それぞれのプライベートなスペースが確保できるでしょう。

建物を共有しているという側面上、スペースが限定的になってしまいがちなマンションですが、それでも家賃50万円の物件であれば部屋を広々と使うことができます。これは非常に魅力的です。

また、家賃50万円の物件にはおしゃれなデザイナーズマンションもあげられます。普通のマンションと比べて家賃が高額になりがちなデザイナーズマンションですが、家賃50万円の物件の中には、立地も部屋の広さも申し分ない物件がたくさんあります。

在宅ワークなどで家にいる時間が多い方や、おしゃれな空間で日々の仕事の疲れを癒やしたい方、また自宅に来客の多い方などは検討してみるのもいいかもしれません。

周辺環境・立地

家賃50万円の物件はやはりその多くが立地の良さを叶えてくれます。

立地の良さの基準は人それぞれですが、一般的な意識すべき点は、駅やバス停までのアクセスがよいか、スーパーや商業施設、病院などが周辺にあるか、騒音は気にならない程度か、地域の治安は良いか、などといった点です。

家賃50万円を超える物件の多くは駅近で交通の便が良く、都心へのアクセスもしやすいものばかりですが、中心地に近づくにつれてどうしても地価が上がってしまい、部屋の広さやデザインへのこだわりは叶えられにくくなります。自分が優先したいものをあらかじめしっかり決めておいて、基準にしましょう。

また、高級マンションの中にはもちろんタワーマンションも含まれます。今や高級住宅の代名詞的存在のタワーマンションですが、なんといっても高層階からの見晴らしのいい景色はタワーマンションならではの魅力です。

昼間のひらけた見晴らしはもちろん、世界に誇る大都市東京の夜景が毎晩見られる体験は、この金額に値するでしょう。タワーマンションはエリアや階層によって大きく値段が変動するので、自分の予算と希望のエリア・階層を照らし合わせて、ぴったりの物件を探してください。

質の高いサービス

高級マンションならではの特徴ですが、充実した共用施設やサービスといった点の魅力があります。高級マンションは住人が決して安くない費用を払っている分、最大限快適に暮らせるようなサービスをたくさん用意しています。

例えば予約制で自由に使えるパーティールームや、トレーニングルーム、BBQセットのついたテラス、さらにはプールがついているマンションもあります。

パーティールームやBBQセット付きテラスは、知人を自宅に招いたときにさっと使えると便利ですし、トレーニングルームやプールは、ジムに行きたいけどわざわざ着替えて外出するのが面倒という方のお悩みを解決してくれます。

また物件によっては、マンションにコンシェルジュが在中しており、これも高級マンションならではの特徴です。コンシェルジュは時間内であればエントランスにいてくれるため、不審者やストーカー対策などセキュリティ面で安心ですが、それだけではなく、タクシーの手配やクリーニング、荷物の受け取り、発送までしてくれます。

何かあったときにすぐに対応してもらえるのはとても安心です。生活がワンランクアップし、より快適になるサービスが盛りだくさんなのが高級マンションの特徴です。

家賃50万円の物件に住む際の注意点

ここまで家賃50万円の物件の魅力をお伝えしてきましたが、これほどしっかりとしたサービスの提供があるからこそ、注意しなくてはならない点もあります。あとで知って想定外の出費につらくなることにならないよう、しっかりと以下で確認しましょう。

初期費用が高い

当然ですが、毎月の家賃が高ければ、それを基準に決められることの多い敷金や礼金も高くなります。さらに保証金が追加でかかったり、住宅保険への加入が義務付けられているところも少なくありません。

基本的に、初期費用のおおよその目安は家賃の4〜5倍ほどといわれています。これを基準に計算すると今回の場合、50万円×4〜50万円×5で200〜250万円ほどになります。

普通のマンションであっても頭の痛い初期費用問題ですが、高級賃貸となるとその金額も桁違いです。内見に行く前に、まずはおおよその見積もりを簡単に計算してみることをおすすめします。

追加料金や経費の可能性がある

上述の内容と少し被りますが、基本の家賃の他にも追加で支払わなくてはならない費用はあります。物件を取り扱うサイトなどでは、たいてい初期費用や管理費などを抜いた基本の家賃が一番大きく表示されていますが、決してそこだけを見て判断しないようにしましょう。

家賃だけを見て「ここなら自分でも住めそうだ」と感じても、実際全ての費用を総合すると思ったよりも高くなってしまうことは珍しくありません。

ではどういった費用が追加でかかってくるのでしょうか。たとえば、共益費や管理費、修繕積立金、駐車場代などがあげられます。

共益費や管理費は、共用スペースの維持費や運営のための費用などのため、入居者から集金されます。これには共用スペースの電気代、電球など備品の交換代、共用スペースの水道代、ゴミ置場の清掃費、エレベーターの稼働にかかる電気代、定期点検費用などが含まれます。

「共益費」「管理費」といったざっくりとした名目にまとめられていますが、どれも快適に生活していく上で欠かせないものです。

修繕積立金は、建物全体の維持費といえるでしょう。建物の壁の塗り替えやエントランスの工事、また建物全体のリフォームなどにも使われます。こういった大規模工事に必要な資金をまかなうための積立金ですが、注意しなくてはならない点があります。

この修繕積立金は、物価の上昇や建物の老朽化にともない、徐々に増額されていく可能性があります。最初は「このくらいいいか…」と思っていても、気がついたら意外に大きな出費になっていることもありますので、忘れずに確認しておきましょう。

さらに、車を持っている方であれば、その車を停めておく駐車場の使用にも毎月の費用が発生します。

ここまでの費用に、光熱費・水道代などのその他の雑費を加えると、さらに費用は膨らみます。また、建物全体で共用のWi-Fiサービスがあるかどうかもポイントです。もし無いのであれば、人によってはWi-Fiの毎月の費用も加わるので、それも考慮しなくてはなりません。

こういった毎月固定でかかる費用を一度全て書き出して、整理してから予算を決めると良いでしょう。

入居審査が厳しい

家賃50万円の物件に住むとなると、やはりそれなりの経済的な信用度、さらに社会的な信頼が求められます。たとえば、入居者が特定の職についていなかったり、収入が極端に不安定であったりする場合には家賃滞納の可能性が出てきます。1ヶ月の家賃額が大きい分、普通のマンションに比べて入居審査は当然厳しくなります。

行われる審査の内容の中には、雇用形態の確認や、所得が毎月一定基準以上あるかどうかの確認、クレジットカードや社会的身分などの信用情報に問題がないかなどの確認があります。

また、普通のマンションと比べて高級マンションは厳重な確認が行われるため、審査期間が長くなることも多くあります。入居者の経済的・社会的信頼度や安定性を確認するためです。

このため、高額な予算で物件を探している場合、審査期間が長引くことを予想して、通常よりもスケジュールに余裕を持たせた方が安心です。

家賃50万円で物件を選ぶ際のポイント

お伝えしてきた通り、家賃50万円の物件には普通のマンションにはない設備やサービスがあり、魅力的な特徴がたくさんあります。しかし、選ぶ際にはその良さが逆に仇となり、選定基準が多すぎて選べない…といった事態に陥ることも考えられます。

最後に家賃50万円の物件を選ぶ際に、気にかけるべきポイントを3つまとめて紹介します。

こだわりの条件は優先順位をつける

家賃50万円の物件はサービスや施設の充実、好条件の立地などの選定材料が多い分、何を優先したいのか、あらかじめはっきり決めておく必要があります。

たとえば、毎日会社に通う必要があり、いつも遅くまで業務をしていてなかなか買い物ができずにいる人の場合は、会社までのアクセスと物件周辺のスーパーや施設をしっかり調べておく必要があります。

最寄り駅まで徒歩で何分かかるか、また最寄り駅から会社までは何分かかるか、徒歩圏内や駅からの帰り道にサッと寄れるスーパーや薬局があるか、実際に住み始めると、思っていた以上に重要になってきます。

逆に仕事は在宅ワーク中心で、休日もあまり外出せずに家でのんびり過ごす人は、中心地までのアクセスを気にするよりも、間取りや広さ、内装のデザインの好みや周囲の環境音が気にならないかどうかを事前に確認する方が重要になります。

トレーニングが趣味の人にとっては、マンション内にトレーニングルームがあるのは最高の環境ですし、知人と集まる機会が多くある人はパーティールームが併設されているととても便利です。

こだわり条件はそれぞれのライフスタイルを今一度振り返った上で、本当に自分に合った条件を選びましょう。

また女性であれば特に、セキュリティの厳重さにも判断基準が置かれます。オートロックの厳重さやコンシェルジュの有無を事前に確認しておきましょう。

コンシェルジュの有無も、自分のライフスタイルから必要かどうか判断しましょう。よくタクシーを利用して配車を頼む機会があるか、宅配物が頻繁に届くか、セキュリティ面でオートロックのみで心配があるかなどを基準に決めましょう。

周辺地域を意識する

住居というのは毎日1日を終えて帰る場所であり、毎朝その場所から出かけて1日がスタートします。それぞれの場所に地域性があり、住む場所によって騒音や治安なども変わってきます。

自分がそこに毎日帰って本当にくつろげるのか、安心できるのかどうか、しっかりと確認してみましょう。事前にその物件の周辺エリアを歩いて見てみるのもよいです。自分の目で見てみて、初めてわかる良さやその街の雰囲気もあるかもしれません。

またエリアによって、家賃も大きく値段が変動します。自分がよく利用するエリアや駅からのアクセスはいいかは重要な判断基準です。さらにタワーマンションであればエリアに加えて、どの階層を選ぶかによっても値段が変わってきます。

適した間取りを選ぶ

一般的に住まいは価格層が上がれば上がるほど、間取りのバラエティは増え、内装のデザインも選べる幅が広がります。自分のライフスタイルを見つめ直し、本当に合った間取りを選びましょう。

在宅ワークでほとんど家にいる、来客が多い、趣味専用の部屋がほしいなどといった人の場合は、一人暮らしであっても1LDK以上をおすすめします。逆に外出している時間が多く、家にいる時はゆっくりのんびり過ごしたいという人は、ワンルームで広々とした空間を確保する方がよいでしょう。

またカップルや夫婦などの二人暮らし、それ以上の人数で住む予定であれば、それぞれのプライベートなスペースは必要かどうかを事前に確認しましょう。

ずっと他の誰かと一緒の空間にいることが全く苦にならない人もいれば、1人の時間がないと耐えられない人もいます。たかが間取り、されど間取りです。それぞれが新居で快適な生活を送れる間取りを選びましょう。

まとめ

今回は家賃50万円の物件に住む人の職業や収入、物件の長所や選ぶときのポイント・注意点などをまとめました。

せっかく毎月高い家賃を払うのであれば、自分のライフスタイルや好みにぴったり合う最高の物件を探したいものです。マンション内の施設やサービスを事前に調べて、気に入ったものを選びましょう。

しかし物件を選ぶ際に生じる懸念点で、家賃が高額であるからこその注意点もありました。基本の家賃に加え、共益費や管理費などの追加の費用がかかる場合が多くあります。きちんと確認しましょう。

また、高級マンションは入居時の審査が普通のマンションよりも厳しくなる傾向があり、その分時間もかかります。家賃50万円以上の物件を探す際には時間に余裕を持って探すことをおすすめします。

今後家賃50万円以上の物件を探すことがあれば、ぜひこの記事を参考にしてみてください。みなさんにぴったりの物件が見つかることを願っております。

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